ヒス構文って最近よく聞くけど、元ネタは何?
このような疑問を解決します!
短いフレーズで感情を表現する「ヒス構文」が、Z世代を中心に共感を呼んでいます。
怒りや苛立ちをちょっと誇張して面白おかしく伝えるこの独特な言い回しは、なぜこれほどまでに流行しているのでしょうか?
本記事では、「ヒス構文」の元ネタ「ヒス構文」の誕生から背景や流行の要因、使い方について具体的に解説します。
ヒス構文の魅力を理解し流行を深く知ることで、話題のトピックをいち早くキャッチできるようになります。
ぜひ最後まで読んでね!
「ヒス構文」元ネタの背景
「ヒス構文」は、感情を誇張した独特な言い回しが特徴であり、その背景には日本のポップカルチャーやインターネット文化、若者特有の感情表現が深く関係しています。
以下に、その背景を詳しく解説します。
元ネタは「お母さん」の感情的なセリフ?
「ヒス構文」は、母親が感情的に話す様子をデフォルメしたネットスラングです。「お母さん」を象徴するような感情的で強調された言い回しを模倣した言葉遊びの一つです。
母親の典型的なやり取りや発言を誇張して表現で、コミカルな側面を持つことで広まりました。
家庭内「あるある」として多くの共感を呼びました!
「ヒス構文」が広がった理由は「ラランド」?
「ヒス構文」が広まるきっかけを作ったのが、お笑いコンビ「ラランド」のYoutubeのコンテンツです。
「ラランド」は、サーヤ(女性のツッコミ担当)とニシダ(男性のボケ担当)の2人組で、シュールなネタと独特の会話センスが特徴です。
うーんこの感じがたまらなく好き!
彼らがコント内で「お母さんのヒステリックなセリフ」を取り入れた演技が話題を呼び、SNSを通じて急速に広まりました。
特に、短い動画形式での再現や「自分のお母さん風」にアレンジした投稿が若者の間で話題を集めました。
「ヒス構文」はZ世代に大人気
Z世代において「ヒス構文」が人気を集める背景には、彼らの文化的な特性があります。
共感文化を重視し、ユーモアを通じて自分たちの感情や経験を表現することを好む彼らにとって、「ヒス構文」は理想的なコミュニケーション手段です。
うーんこんな店員は嫌だ
家庭内のやり取りを笑いに変え、親世代との関係をポジティブに捉え直しています。
このように「ヒス構文」は、ジェネレーションギャップ解消の一部としても機能しています。
「ヒス構文」が流行した3つの理由
「ヒス構文」が広がった主な理由を3つ詳しく解説します。
「ラランド」が発信する内容が親しまれた
「ラランド」は、「ヒス構文」を普及させる大きな役割を担いました。
彼らのコントでは、「お母さんヒス構文」をテーマにしたシュールなネタが注目を集め、多くの視聴者が共感を示しました。
「ヒス構文」お母さんに「ヒス構文」で指摘したら、更に「ヒス構文」を繰り出してきそう…。
Z世代は、感情を隠さずに表現することを重要視する傾向があります。
以前の世代と比べ、「自己開示」や「共感の共有」が当たり前となり、ヒス構文のようにストレートで感情的な言い回しに共感しやすいのです。
怒りや苛立ちを「自分だけじゃない」と思わせてくれる実家のような安心感。
ヒス構文の誇張表現が、個々の感情を「代弁」してくれる役割を果たしているのです。
短文で強い感情を伝える表現として最適
SNSでは短くてインパクトのある投稿が求められるため、ヒス構文のような「感情を凝縮した表現」が非常に適しています。
140文字制限のあるX(旧Twitter)や、短時間で完結するインスタグラムなどでは、感情をわかりやすく伝えることが重要です。
ちなみに、「ヒス構文」は「JC・JK流行語大賞2023コトバ部門」で2位にランクインしています。
短い文でも感情を豊かに伝えられる点が、SNS時代の「共感を求める文化」にピッタリ合っています。
ネガティブな感情を笑いに変えられる
ヒス構文は、感情的な怒りや苛立ちをそのまま表現するだけでなく、それを少し誇張してユーモラスに変えるところに面白さがあります。
真剣さと笑いのバランスが絶妙で、多くの人に「面白い」と感じさせる点が流行の理由です。
おばあちゃんの「ヒス構文」は草
日常の不満や困難をあえて笑いに変えるスタイルが、若者の間で親しまれています。
怒りを直接的にぶつけるのではなく、笑いに昇華する「軽やかさ」が広く受け入れられる理由です。
「ヒス構文」タイプ別使い方5選
「ヒス構文」は、感情をストレートかつ誇張して伝える表現ですが、その中にもいくつかのパターンがあります。
それぞれのタイプを具体例を交えながら解説します。
使い方1:論理飛躍型
話の流れや因果関係が極端に飛躍してしまうタイプです。論理が大きく飛躍するのが特徴です。
ペットの犬が散歩中に他の犬とケンカをしたという話題で、「あの犬を叱らないとダメなんじゃない?」と提案すると、「じゃあその犬を捨てて新しい犬を飼えって言うのね!?」と極端な結論に飛躍するような例が挙げられます。
例:
「待ち合わせの時間に遅れそうってことは、もう私のことどうでもいいんだね。私は存在価値がないんだ!」
また友人に「次の週末は家でのんびり過ごしたい」と言っただけで、「じゃあもう私たちと遊びたくないってこと?私たちが迷惑なんだね!」と返されるパターンも典型例です。
使い方2:論点すり替え型
最初に提示した問題から別の話題にすり替え、感情的に一気に展開するタイプです。相手を混乱させるような理論展開が特徴的です。
「最近、近所の家でよく花火をしていてうるさいね」と共感を求めると、「そんなことを気にするなんて、あなたが神経質すぎるのよ!だから人間関係もうまくいかないんじゃないの?」とすり替えられます。
例:
「宿題が多い?いや、そもそも学校が悪いでしょ。」
「遅刻したのは悪いけど、朝起きるのがつらいのは地球の重力が強いせいだから!」
「あなた、母さんのこともうるさいって思ってるでしょ?」と、内面の感情まで勝手に推測されるケースもよく見られる展開です。
使い方3:自己否定型
自身を過剰に責めたり、自虐的な表現を使うタイプです。自分の弱さや不運を極端に強調し、同情や笑いを誘うのが目的です。
子どもが「お母さん、クッキー分けて」と頼むと、「母さんはクッキーなんて食べちゃダメなんでしょ?それとも、私が太りすぎだって言いたいわけ?」と返されます。
例:
「どうせ私なんて、宇宙に存在しちゃいけない生物なんだよ。」
「また間違えた…もう私、人間やめたほうがいいのかな。」
恋人同士で「今日の服、少し派手じゃない?」と指摘されると、「そうだよね、私はセンスがないんだ。どうせどんな服を着てもダサいって思ってるでしょ」と返すケースも一例です。
使い方4:大胆結論型
細かい説明を飛ばし、極端な結論に直行するタイプです。論理的な背景が欠如しているため、突拍子もない発言が笑いを誘います。
同僚に「その資料、もう少し整理してみたら?」とアドバイスしただけで、「じゃあ私が全部仕事をやり直せってことね?もう一人で全部やればいいのよね!」と返されます。
例:
「失敗した。これもう地球から引っ越すしかないでしょ。」
「忘れ物したら人生やり直すべきって法律にしたほうがいいよね。」
家族の中で「声を少し抑えて話してほしい」と言った際に、「じゃあ私が一生黙っていればいいのね?もう何も言わないで家出すればいいんでしょ!」と反応されるのもこの型の特徴です。
使い方5:大量連射型
一気に複数の感情や不満を立て続けに表現するタイプです。勢いとテンションが高く、読み手に圧倒的な情報量を与えるのがポイントです。
「掃除を後回しにしないで」と注意した際に、「そうだよね、私なんて掃除ロボットだもんね!朝から晩まで掃除してればいいんでしょ?もう休むなって言いたいのね!」と一気にまくし立てられるパターンが典型です。
例:
「もう最悪!電車遅れて、傘忘れて、しかも靴も汚れてるって何!?私の人生どうなってんの!?」
「だから言ったじゃん!?間に合わないって!ほらまた遅刻だし、怒られるし、全部台無しじゃん!!」
この型は内容よりも、言葉の勢いとボリュームが重要で聞く側に心理的な圧力を与えます。
「ヒス構文」に関するよくある質問
「ヒス構文」に関するよくある質問をまとめました。
「ヒス構文」はどのように使われるのですか?
「ヒス構文」は、「お母さんらしい」セリフをデフォルメして、ユーモラスに伝えるために使用されます。主にSNSの投稿で活用され、家庭内の「あるある」を共有する手段として人気です。
「ヒス構文」はどこから生まれたのですか?
お笑い芸人の「ラランド」がコントやYoutube動画を通じて、「お母さんヒス構文」を視覚的に表現したことで広まりました。その後、SNSでの共有を通じて、多くの人々に親しまれるようになりました。
「ヒス構文」はネガティブな印象を与えますか?
「ヒス構文」自体はネガティブなものではなく、状況によってはユーモアや共感を生むツールとしてポジティブに捉えられることも多いです。
ただし、以下の場合には注意が必要です。
- 他人を非難するような内容が含まれる場合
- 冗談や誇張が伝わらず、本気の怒りと受け取られる場合
「ヒス構文」の元ネタまとめ
この記事では、「ヒス構文」の誕生から背景や流行の要因、使い方について解説しました。
「ラランド」の貢献やSNSでの広がりにより、現代の若者文化を象徴する存在となりました。
この記事を参考に、「ヒス構文」の魅力を最大限に活用してください。
コメント