
「トムジェリ魚ミーム」の元ネタって結局何?

トムとジェリーのどの回に出てきた魚なの?
このような疑問にお答えします。
実は、「トムジェリ魚」と呼ばれるこのミーム、正式には『トムとジェリー』とは何の関係もなく、ある一枚の画像とユーザーの投稿から始まった、完全オリジナルのネット発ミームなのです。
この記事では、「トムジェリ魚ミーム」の誕生背景や拡散の経緯、元ネタ画像の出どころ、なぜあれほどまでに人々の想像力をかき立てたのか——文化的背景やSNS的な文脈までを深掘りしていきます。

ぜひ最後まで読んでね!
「トムジェリ魚ミーム」元ネタの由来

「トムジェリ魚ミーム」の元ネタがどこから始まったのかを深掘りしていきます。
元ネタ画像はどこから?
このミームの火付け役となったのは、X(旧Twitter)に投稿された1枚の画像でした。あるユーザーが「こいつ流行らせたいんで良かったら使ってください」という文言とともに、謎の「さかな」の画像を投稿したのが始まりです。
目つきや画風が、往年のアメリカン・アニメに似ていたこともあり、ユーザーの間で「トムとジェリーのキャラじゃないの?」という憶測が飛び交いました。
ネット民の考察から公式回答へ
元々は出典が曖昧で「なんとなくトムジェリっぽい」とされていたこのキャラが、後になって公式から“公認”されるという流れは、現代のミーム文化を象徴しています。
ネット発信の盛り上がりが、版権元の公式にも届き、そこから一つの文化として認識される——この事例は、ネット時代ならではの面白い逆輸入現象だと言えるでしょう。
なぜ「トムとジェリー」と誤解されたのか?
この“魚”の描き方や目の描線が、昔ながらのアメリカン・アニメに似ていたため、「あれ?これってトムとジェリーに出てたやつ?」と多くの人が思い込んだことが誤解の始まりです。
特にSNSでは、「トムとジェリーっぽい何か」に反応する層が多く、そこから「トムジェリ魚」として一気に拡散されていきました。
実際にはこの直感はあながち間違いではなく、後に公式が『トムとジェリー』のキャラであると認定したことで、誤解だったはずの想像が“的中”するという珍しい展開を迎えたのです。
「トムジェリ魚ミーム」がバズった理由

「トムジェリ魚ミーム」がなぜこんなにも多くの人に愛され、使われたのかを紐解いていきます。
見た人の想像をかき立てる絶妙な造形
「トムジェリ魚」の顔つきや構図は、見る人の想像力をかき立てる奇妙な魅力を持っています。
「何を考えているんだろう」と思わせる間抜けさ、でもなぜか憎めない表情……その絶妙なバランスが、多くのユーザーに“ネタとしてのポテンシャル”を感じさせました。
誰でも使える「空白のキャラ」
このミームが拡散したもう一つの理由は、「キャラクターに背景がない」点です。
この“さかな”は『トムとジェリー』のエピソード「可愛い逃亡者」に登場しているものの、登場時間はごく短く、ストーリー上の役割も非常にあっさりしています。
視聴者の記憶に残りにくく、「名前もセリフも性格も分からない」という、いわば“空白”のキャラだったのです。
素っ頓狂なセリフとの相性の良さ
「トムジェリ魚ミーム」の最大の魅力は、あのシュールな魚の顔と、そこに添えられる“意味不明なセリフ”のギャップにあります。
例えば

急に雨降ってきたけど傘ないって言ったら笑われた

アイス買ったら全部溶けてた
など、日常の中のやるせなさをユーモラスに表現できるため、使い勝手がよく、投稿者のセンスが光るフォーマットとして定着していきました。
「トムジェリ魚ミーム」をもっと楽しむ方法

「トムジェリ魚ミーム」に興味を持った方が、さらにこの文化を楽しめる方法を紹介します。
ハッシュタグで他の作品を見る
「#トムジェリ魚」や「#謎のさかな」「#急に来るさかな」など、X(旧Twitter)上では多くの派生投稿がタグ付きで発信されています。
検索すると、セリフの妙で笑わせるものから、イラストやコラージュで工夫された投稿までさまざまなバリエーションが見られ、まさに一つのミーム文化が形成されています。

のっかりたくては草
オリジナル派生を作ってみる
中には「別の背景を足してみた」や「別のキャラと絡ませた」など、派生ミームを作って楽しんでいる人もいます。
画像編集アプリがあれば簡単にできるので、自分だけの「トムジェリ魚」を作ってみるのが一興です。
自分でセリフを考えて投稿する
「トムジェリ魚ミーム」の楽しみ方として最も手軽で人気なのが、自分の感情や体験をこの“さかな”に言わせるスタイルです。
画像の中の魚は、何とも言えない虚無感と人間味のある表情をしており、そこにシュールで的外れなセリフをつけると、独特の笑いが生まれます。
「サラダ頼んだのにドレッシングついてなかった」
「電車のドア閉まった瞬間に来た通知“電車遅延”」
“ちょっとした悲劇”や“報われない話”を言わせることで、妙な共感とクスッとした笑いを引き出せるのが特徴です。
ミームとして使われるこの画像は、感情をデフォルメするキャンバスのような存在。誰でも気軽に参加できる、ユーモアの遊び場として人気を集めています。
「トムジェリ魚ミーム」の元ネタに関するよくある質問

「トムジェリ魚ミーム」に関するよくある質問をまとめました。
本当に『トムとジェリー』のキャラなの?
はい、実は本物の『トムとジェリー』の登場キャラクターです。
2025年に公式Xアカウントが明確に発表。1952年放送のエピソード「可愛い逃亡者(Little Runaway)」に登場するキャラクターであることが確認されました。
著作権的に使って大丈夫?
画像の出所が不明なため、厳密には注意が必要です。SNS上では多くの人が“ネタ画像”として非商用・個人利用の範囲で使っていますが、商用利用や商品化は避けた方が安全です。
他にも似たミームはある?
はい、類似の構造を持つミームには「例の猫」「困惑するペンギン」などがあります。いずれも「無表情な動物+的外れなセリフ」という構成で、SNSでバズったことがあるものです。こうしたフォーマットは再現性が高く、定期的に“ニューカマー”が登場しています。
「トムジェリ魚ミーム」の元ネタまとめ

この記事では、「トムジェリ魚ミーム」というフレーズの意味や元ネタ、その使い方や活用方法について詳しく解説しました。
SNS発の一枚画像から始まり、ユーザーの自由なセリフ付けと拡散によって広まりました。使い方が自由で、誰でも参加できるオープンな文化が魅力です。
ぜひあなたも、この謎のさかなとともに、SNSの海を泳いでみてはいかがでしょうか。
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